HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略です。
家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。
家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したりします。
政府は2030年までに全ての住まいにHEMSを設置することを目指しています 。
※経済産業省<BEMS・HEMS補助金についてのお知らせへ>
平均11%の節電を「見える化」で実現
HEMSの導入で、電力を見える化したことで、一家で節電に取り組む意識が高まります。 一般財団法人省エネルギーセンターの調査によると、省エネナビ設置前後の比較では、前年同月と比べて平均11%の省エネとなっており、1割程度の効果が上がっています。
2016年実施予定の電力小売の自由化以降は、 自動制御でさらに節電できる
2016年頃から電力の小売の自由化が実施され、ピーク時の電気代が高くなるなど、時間帯別の電気代メニューに対応し始めます。そうなると、安い時に電気を使って、高い時に電気を節約するという、今よりも複雑な節電対策が必要になります。 しかし、電気代の安い時間と高い時間を自分で理解し、手作業で節電するのは限界がありますし、毎日のことであれば節電に疲れてしまいます。 ここでHEMSがあれば、電気代が最も安くなるように、HEMSが自動で制御してくれるようになります。これによって、さらに節電効果が高まることが予想されます。
電気料金が「安い時間」に自動運転
洗濯機、食器洗い機、電気自動車の充電などは、電気料金が安い時間帯を選んで、HEMSが自動運転します。